トリュフの中学受験備忘録

【トリュフ】小●百合子知事に似た、色白太目の長男。運動音痴で左利きAB型。幼少期より療育を受け、反抗期も始まる 【おはぎ】トリュフの母。色白美人で穏やかだが、昼食におはぎを出し野菜に火を通してくれない。中学受験歴なし。公立中→公立高→私大 【私】トリュフの父。家族にパワハラをかまし気味の会社員。中学受験歴なし公立中→私立高→国公立大

三途の川を渡ったトリュフ 小5 8月某日 近所の受験塾の夏期講習に参加

 2月から受験塾で新6年生のクラスがスタートしたということで、備忘録として中学受験の記録を記していこうと思います。かなり厳しい条件でスタートしているので、いきなり断念とかも十分ありえます。

 トリュフの中学受験を決意したのは、なんのとりえも見当たらない彼がいちばん楽に生きていけるのは、勉強ができるようになることだと考えたからです。勉強なら運動や特技と違って日本一でなくてもよく、よい学校にいくことで、よい仲間と出会いチャンスを広げていってくれたらよいと思っています。精一杯努力して成長する喜びを見出してくれれば、受験は成功だと考えています。

 トリュフは絶望的な運動音痴で、マラソン大会は1年ビリ、2年ブービー、3年ブービー、4年ビリという成績。縄跳びは二重飛びもできない。握力もない。ほかに特技という特技も見当たらない。太っているコにありがちであきらめやすく、ゲーム中毒のけがあります。さらに性格にも難がある。自己中心的で同級生との口論や殴り合いなどトラブルが絶えず、保育園に通いながら療育に行き、小学校でも週1で同様の教育を受け、カウンセラーのもとにも足を運んだ。成績も悪く、よくできるが2つ、できるが5つ、ほかがもう少しというヤバい感じです。

 さらに反抗期も始まっていて、なにかにつけ反論してサボろうとします。トリュフの母、おはぎも毎日ストレスをためています。

 

 でも、中学受験をやると決めました。本人も「いまはできないがのし上がってやる」と口先では意気込んでいます。

 前置きが長くなりました。塾は自転車で5~10分で行ける中学受験塾を選びました。電車で通う距離だと、塾に行かせるのに一苦労しそうなうえ、本人の睡眠時間が削られると考えたからです。

 

 早速ぶち当たったのが、スタート遅れもある。学力の壁です。中学受験は小3、小4から始めることが多く、小5の夏からスタートするトリュフはハンデを負っています。初日の分数の四則計算、漢字が全くできません。なんせ、分数の掛け算すら習ってにないのに、カッコも交えた四則計算の順序が分からないと全く解けない計算が出てくるのです。ちんぷんかんぷんなのも無理はありません。授業内容も、学校でまだ習っていないおうぎ形の周の長さや面積の発展問題、数列、規則性など、塾に通っていた子は理解しているのに、トリュフには初出の問題を駆け足でやらされるわけです。もう涙目です。

 さらに衝撃の事実も発覚しました。トリュフは、授業中、全く板書をノートに写さないのです。聞くと、学校でも同じだそうです。ノートのマス目に合わせて字を書くこともしません。こりゃまずい。

 

我が家は地獄への門を開いてしまったのかもしれません。